今日のお題は、MVP。
「MVPって、Most Valuable Player(最高殊勲選手)じゃないよ、Minimum Viable Productのことだよ」って、リーン講座で必ず言われる決まり文句みたいなジョークをつい言ってしまうオヤジ世代ですが(笑)
Minimum Viable Productとは、「検証に必要な最低限の機能を持った製品のこと」、と一般に言われています。
弊社でも、Prottで作ったプロトを第一弾のMVPを経て、WebアプリによるMVPがあと数日で完成のところに来ました。
でも、MVPっていつも迷うんだよね。30年以上の開発経験があって、少プロジェクト、大プロジェクトでのヤマほどのやっちゃった!失敗を経験して、リーンマスター(笑)からリーンの講習をさんざん受けても、MVPの機能をどう定義するかは、やっぱり迷います。
理由の一つは、最小限に機能削るんだけど、機能不足や使い勝手の悪さで初期の顧客の評判を下げるんじゃないか、という恐怖心との闘いだから。
今回も、ちょっと失敗したなー、と思うところあり。
それで、もう一度、MVP関連のスライドやブログみてたんだけど、Crisp Consultants氏のブログ
Making sense of MVP (Minimum Viable Product) – and why I prefer Earliest Testable/Usable/Lovable
http://blog.crisp.se/2016/01/25/henrikkniberg/making-sense-of-mvp
が一番、ピンときました。
Cripさんの、わかりやすくて、有名な絵。
車が欲しい!って客に、段階的に、タイヤから提供してもしかたないよ、スケートボードから提供して早めにフィードバックをもらいなさい!
ってこと。
でも、この後の、
MVP(Minimum Viable Product)って言葉を使うのをやめようよ!Viableってあいまいすぎるから。
ってのは、本当にそうだなーと思いました。とくにViableって日本人に馴染みない単語だし(僕だけ?(笑))
Crispさん曰く、
Minimum Viable Product というあいまいな言い方を避け、Earliest testable/ usable/ lovable product という3段階に分けなさい
これは今回、ぴったりときましたね。
Prottで最小限の反応を検証できているとすると、今回のは、Earliest Usable Product。
Lovable までどうもっていくか、次の目標が見えてきました。
あれ、Crispさんの絵、UsableからLovableまでのステップが長くて急峻!
そっか、先は長いのかー(^^;